未来予想図

□4.5
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「できた!」



気づけばもう、一時間たってて



彼を起こすことを決意する



しかし、それは難しい事で…





まだ、疲れているんじゃないか?



起こすのは早いんじゃないか?



私でいいんだろうか?



こういう時、なんて声をかける?





いつも一人で起きてたし、それか家族が起こしてくれた

それ以前に、男性との接触は少なく接し方が分からない…




「(黄色の髪だ…本当に目の前に、いるんだ)」




いつも、テレビ越しでそれもたまにしか出てこない人でナルトのお父さんになる人…




強くて、


優しくて


恰好良くて


真っ直ぐで


あったかくて


誰かに尊敬されるような人




そんな人に、私が触れていいのだろうか?

今だ、これは夢なんじゃないかと思うし、もし触れて居なくなってしまったら?


正直、一番キャラで好きだった


それもある


だから、触れることに戸惑う





「……っ」





手を伸ばした


指先にそっと彼の髪に触れるだけで一気に体に熱が籠る


変に速い動悸に耐えきれず


私はその場を去った



暫くして、彼は起きてきた




「あ…おはよう…ございます…」


「ん、おはよう!今日は寒いね」


「そうですね…最近、そうでもなかったんですが…」







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