未来予想図

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ざぁー…


ざぁ――…



「雨ですねェ」


「雨だね」


「てるてるぼうずダメでしたね」


「願掛けみたいなものだし…難しかったんだよ。きっと」



朝、二人そろって窓に前に立った


そして降り注ぐ土砂降りの雨を眺めて今日は何をしようか思案に耽っている


すると、一本の電話がかかってきた



「もしもし?どちら様ですか?」


もちろんミナトは傍観者となるのだが、


「は?」


どうも、嵐になりそうな



「違うってば!!そういう問題じゃない!!」


予感、がしてらなかった



ガチャン



「はぁ…」


「どうしたの?」


「どうしましょう…」


「え?ちょっと待って?しょんぼりしてないでから説明して!?」


「親が、なんかやってきます」


「え」



終わった、何かが終わった


勢いよく降り注ぐ雨はまるで二人の心を現しているかのようだった



「ボクのこと、言った?」


「いえ…言う必要ないかと、というか感が良いんですよねぇ…いつもは来るなんてしてこないのに…」


「それ、いつ?」


「今日です」


「…」



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