未来予想図

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あ〜あ、今日も徹夜だな…と時計を見ながら脱力する晃太


気付けば2時だ


寝るにしても微妙だし、かといってオールするのも結構堪える



「はぁ〜」



無意識にため息が溢れた



「さて、やるか…」




晃太はウォークマンを手に取り、机上に向かってシャーペンを滑らせた





――…ン





「?」





微かな物音


しかしそれは気のせいで留まった




「(…もう2時だしな…ないない…)」





こんな真夜中に訪問者など




――――あるわけがない…





しかし、



「(なんっか…気になるな…)」



晃太は胸騒ぎがしてならなかった



「はぁ〜」



本日2度目のため息


滑らせていたシャーペンを置いて立ち上がった




「ったく、なんなんだよ」



何時もなら気にならないのに………








――…ン




ドンドン!!




「は?!マジで!?」




何処の常識知らずだ!?








「助けて!!」











「!!!!」






必死な声に目を見開いた



それ以前に珍しい訪問者の声に…



初めて聞く彼女の焦った声に驚き隠せないでいた





ガチャ!!




「藤牧!?」







「助けて!!な、波風さんがッ!!―――ミナトがッ!!」


「おワッ!!ミナト?…ってお前がびしょびしょじゃねぇか!!」




すがるようにして様にして明紀がた折れ込んできて反射的に晃太は前に出た




「おい、大丈夫か?(……こいつ…)」



「……たす、けて……ミナトが……んじ……う」



「おい!藤牧!?っ…何がどうなってンだよ!!?」




気絶してしまった明紀を抱き止めながら動揺を隠せないでいた




「ミナトって…波風ミナトって……NARUTOかよ!?」




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