未来予想図

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「だから、なんでこうなる?」(本日三回目)



「わ、わたしにもよく…(泣)」




思わず顔をひきつらせる晃太


ジュースをミナトの分と自分の分買ったは良い



「藤牧…紀子は?」



「今……(泣)」



「あぁ〜、う〜ん…」



紀子はさっきソフトクリームを買いに行ったようだ


明紀が指差す方に後ろ姿が見えた



「ぁ…こ、晃太くん…」



「ん?」



「なみかぜさんは……?」


「あぁ、ミナトは今二人分のジュース待ち」



もうすぐ来ると思うと言えば、明紀は安堵したようでふぅ、と息を吐いた



「えっと…」




人間、いつ何処で何が起こるか分からないものだ…




「これは…あり得るのか?ふつー…」



「わかんない…けど…こんなのはじめてで…」


「それが普通だな(苦笑)絶対」




が、これはあまりにも非現実すぎる




「何故に?





――――子供が…?」




「だぁ!!」



明紀の腕に居た赤ちゃんは可愛らしく返事をした





「一体こんな短時間で一体何が?」


「それが――…」




それを聞いて晃太は一歩引いた





「それ怪しい過ぎんだろ」




そしてこの一言しか出なかった


それからすぐ二人が戻って来て首を傾げたのは言うまでもない


紀子に至っては、ソフトクリームが手から離れてしまっていた



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