未来予想図
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碧眼の君に違和感を感じながらも私は
――気づかない振りをする
一夜明けた正午―――……
「ナルトくん。今日は私と付き合って貰えるかな?」
そう、尋ねるとナルトくんは一つ頷いた
「波風さんは居ないけど平気?」
「ん…」
少し声を濁らせて相槌を打った
「……じゃ、行こっか!!デパート」
「でぱぁ…と?」
最近というか昨日から少し話すようになった
普通ならあり得ないことだけど気にしちゃいない
「デパート、少し遠いんだけどね?たくさんお菓子とかあるんだよ(笑)」
ナルトくんは目を輝かせた
「さっ、行こっか!波風さんが帰ってくる前に帰って来なきゃ行けないし…ね」
「??」
「今日は、大事な記念日なんだよ」
そう、今日は6月16日
――――――父の日…
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