未来予想図

□30
1ページ/2ページ




『父の日』




俺にとって、無縁のものだった日




親のために




ケーキ選んだり、




何食べるか悩んだり、




いつ帰ってくるだろうか、




待ち遠しかった




うずうずした




テンションあがって思わず父ちゃんに飛び込んだ





"父ちゃん"て呼ばれて驚いてた





今日はいろいろと忘れらない1日なりそうだってば





父の日、



初めての『家族記念日』








でも、明紀姉ちゃんを『母ちゃん』とは言えなかった




「(俺にとって…母ちゃんは)」






ナルト、



あなたをあいしてるわ






「(たった一人だってばよ……)」





どうしてもナルトの中に納得出来ない何かがあった





嫌いじゃない





むしろ好きだ





一杯笑ってくれるし





優しいし…





だけど、





―――――何かが違う…






ナルトの中に罪悪感が残る


だからナルトは明紀に悟られないよう振る舞おうと決意した



.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ