未来予想図

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「(だっさ…)」




ナルトはため息をついた





「知恵熱でしょうか…」



「ん〜かもね…もしかした反動が帰って来たのかも」



「反動、ですか…それって急に成長しちゃったからですかね?」



「それか、疲れがたまってたのか…」




子供って、ナイーブなとこあるし…




心配そうに俺を覗く父ちゃんと明紀姉ちゃん


各言う俺はというと、


絶賛、発熱中だってばよ




「お薬飲めば少しは楽になるんですけど…歳が…」



「15歳未満は服用できないからね」



「はい…」




ホントは俺、16歳です。


なんて言えるはずもなく、おとなしく頭に濡れタオル乗っけて黙っといた




「病院は?」


「それが…」



身分証明書が無いと…



「そっか…困ったな…」



「ひとまず、一日様子を見てみましょうか…」



「ん、そうだね…」



なんで今日に限って…いつもは風邪なんて滅多に引かないのに…




「残念だったね(苦笑)水族館」




ちぇ、


――行きたかったってばよ




『お魚天国』←明紀が命名(水族館の事)




「む〜」



行きたかった!!



「水族館は逃げないから大丈夫だよ(笑)ナルトくん」




ナルトの心情を呼んでか明紀がナルトの頭を撫でた




「あんなに楽しみしてたのにね」



ホントだってばよ



「……」



ナルトはぷいっとそっぽを向いた



「あらら(苦笑)」



「あはは(苦笑)」



クスクスと笑う声がする


暫くすると、父ちゃんの声がした








「さ、ナル君早く風邪を治して今度こそ水族館行こうね」









びっくりして、飛び上がるとにっこり笑っている父ちゃんと明紀姉ちゃんがいた





早く治したら、水族館行ける!!




俄然、やる気が出たのは言うまでもない



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