未来予想図
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ブスッ
若干、ブスくれてる奴一名
「わかってやれよ、ナルト(苦笑)」
「俺だって戦えるってばよ…」
「だとしても、危ない所に連れていく親はいねぇだろ?」
「………でもよ…」
家にお留守番を食らった晃太とナルト
晃太はなんとなくそんな気がしてたので気にしてはいない
が、ナルトは行く気満々だったのでかなり落ち込んでいると言うわけだ
「ミナトはお前が大切なんだよ(苦笑)」
「………」
「俺や紀子だって反対するぞ?」
「お、俺だって…心配だってばね…」
「……そうか」
ショボンと俯くナルトの頭を晃太は撫でた
「まっ、待つのも忍の役目だわ(笑)忍び耐えるってな♪」
「ん……………ん?」
「どうした?ナルト」
「兄ちゃん、俺が忍者だって知ってたのか!?」
「大体は藤牧から聞いてるし、お前の態度見てたら予想くらいつくさ(笑)」
カラカラ笑う晃太
「そういうもんなのか?」
「そういうもんだ!!」
ナルトは深く頭を傾げた
ミナトと明紀が帰ってきたのはそれから一時間後のことはだった
――――………
「お、騒がせしました…」
「おい、藤牧…死んでるぞ!?顔が」
「いや、何か未だに理解仕切れてなくて…」
「立ち話しないで中に入ろう?明紀ちゃんも疲れただろうし…」
で。
「それで?何で誘拐なんかされたわけ?」
「……さぁ…?なんでだろう?」
明紀は首をかしげて言った
「まるで他人事だな」
「…そうかな?あでも、まだこう現実味がないのは確か…かな(笑)」
「お前、案外妙に気も据わってな(苦笑)」
淡々と話す明紀に少し驚きを憶えた晃太
明紀は終始笑っていたらしい…
「晃太くん?それよりさ、ナルトくんは?」
「あぁ、寝た」
「寝た?起きてたの?風邪は?」
妙に平然としていた明紀に違和感を感じたのは気のせいだと思ってた
「――――"黒鴉"」
くらい廊下に立ち虚ろな瞳でその言葉を耳にするまでは
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