未来予想図

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「考えても仕方ないか…」



のっそりミナトはベッドから起き上がった





水を飲んで体を冷やそう





「(頭を冷やさなきゃ…)」




そう思い立ってドアノブに手をかけた時だった


ふと、隣から声が聞こえてきた


内容はすごく平凡な話だった




「(ボクは幸せだな…)」




何処の馬の骨とも知らない



ましてやこの世に存在しないボクを何の疑いもなく彼女は受け入れてくれたのだから…



運が良かった、と言えばそれまでだけど



それ以上にこの恵まれた出逢いに感謝しないと…






「罰が当たりそうだ…」





ミナトは苦笑して、ドアノブを回した


そして隣の部屋に足を向けた










え?




ほら、こう横に…





川の字になるってこと?




おう!父ちゃんと姉ちゃんとおれで!!




そ、そんな恐ろしい事を私に言えと…?




ダメ?



う゛っ…ダメじゃないけど…それ、ナルトくんが言った方が効果あると思うよ?




ぎゃはは!!姉ちゃん顔真っ赤だってば




もうっ、笑わないでよ!








その日からナルトの楽しみは毎晩やってくるようになった


そして前にまして、ナルトと明紀の仲は深く築かれていた




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