未来予想図A

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朝、目覚ましと一緒に気持ち良く起床した明紀



「〜♪」




いつになくご機嫌だった




ガチャ




「おはようございます!!波風さん」



「ん…おはよう…」



「?」




続くようにして起床してきたミナトはまだ眠たそうだった


ちらりと時計を見れば8時


何時もならとっくに覚醒している時間帯




「…昨日、眠れなかったんですか?」



「…ちょっとね」



「あれでしたらまだ寝てても平気ですよ?」



「ん、あ〜平気平気」




一つ欠伸をしてミナトは明紀の隣に立った


朝食の手伝いをしながらミナトはポツリと言った





「明紀ちゃんてさ…







――危機感全く無いよね」





「危機…感?」




それが何に対しての危機感なのか明紀にはさっぱりで首を傾げるだけだ


だが、ミナトがため息をついているあたり相当なことのようだ




「なんか…すいません…」



「ううん…今まで意識しなかったボクも悪いから気にしないで(苦笑)」



「(意識?)そう、ですか?」



「……うん」




目に見えて疲れきったミナトに首を傾げつつ朝食を作った




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