未来予想図②
□未来予想図②-4
1ﾍﾟｰｼﾞ/9ﾍﾟｰｼﾞ
ドｯ...
「...ぁ、ｯ」
背中に鈍い音
そして襲い迫る痛み
重力のままに私は、前に倒れた
「明紀さんｯ!!」
目覚めたのはいつ頃か
「リン、ちゃ...ん」
私は刺されたのか...
あの長い太刀で、血だらけだ
手の感覚も足の感覚もしない
「おね、が...い」
「行くぞ！リン!!」
「でもｯ！早く治療しないと！」
もう、私は長くないのかな
ならあそこに連れてって欲しい
「オレが、連れていく!!」
「オビトまでなにいってるの！？」
「姉ちゃんが行きたいｯつてんだ！行くしかねぇだろ！」
ごめんね
皆に、私は、酷い顔させてるね
リンちゃん、泣かせてごめんね
私の為に治療しようとしてくれてる
「オレだって生きて欲しいに決まってるだろ!!」
ごめんね
オビトくんやカカシくんに傷、つけようとしてる
でも、
「ごめ、...っ」
でもね
ーーーあの人に、会いたいの
.