短編

□僕と君
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「ナルト、行くよ」

「父ちゃん?どこにだってば?」



ナルト16歳

四代目波風ミナトもうずまきクシナも生きている



「ナルトぉおおー!!!」

「げっ!母ちゃん!?」

「あんたまた野菜残したってばねぇ――!?!」



「また、残したのか?ナルト」




ナルト達の後ろからとてつもない殺気を放ちながら煙りを立ててクシナが走ってきている

ミナトは呆れ半分で困ったなと苦笑



「ち、違うってばね!!まだ食べてる途中で………」

「ナルトぉおお!!」


「う、ぎゃぁぁぁああ」




「ごめんナルトこればっかりは、ね……」




またもや苦笑い

やはり家族の中で母は強いようだ……



―――…


―――……

―――………


「……じゃ行ってくるよ」


「ええ、お願いね…」


「ん…わかってる…じゃ行こうナルト」


「おう…母ちゃん行ってくるってばね」


「うん!気をつけてね!」


昼過ぎミナトとナルトは二人で出掛けることになった
ナルト自身どこに行くのか聞かされていない

なので不安がいつもより重くのしかかっていた



「父ちゃん、今からどこに行くんだってばよ?」


「それは……里だよ…」


「里?」



「ん…小さな里なんだ、今は誰もいないけどね…」


「それって…壊滅ってこと?」



「そうだよっと」


「うおっ!?」



ミナトはナルトの手を引いて道を外れた



「ちょっ…父ちゃん!?道ズレてるってばよ!?」


「いいんだよ。いまから里に飛ぶんだから」


「飛ぶって…」


まさかと言い終わる前にミナトがニコッと微笑んだ同時に景色が変わった







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