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□第1話
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「…」
蓮〈気にするなよ雅人〉
「あぁ、分かってるよ蓮」

蓮〈あいつらの事は、何時もの 事だろ?〉
「そうだな」

少年は、安倍雅人と言い、平安時代の大陰陽師[安倍昌浩]の生まれ変わりなのだが、家族は双子の弟、昌樹を生まれ変わりだと思っている。
雅人と話している、兎の様な生き物は[十二神将]、火将騰蛇で、雅人の式神である。

蓮〈雅人、そろそろ帰らないと あいつらが煩いぞ〉
柚『そうですよ、雅人様』
雪『雅人様…』

そして、もう二人柚木と雪菜も、雅人の式神である

「分かった、帰ろう」

―――朱雀大路―――

「ん?」
蓮〈どうした、雅人?〉
「蓮、やけに静かすぎないか?」
柚『そう言えば、そうですね』

すると、前方から妖が…

妖〔ソノレイリョク…ワが主に ケンジョウスル〕

妖は、目映い光を放った…
すると、そこには誰も居なかった…
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