お話

□白雪姫と森のカフェ2
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カチャカチャ
彼が何か作ってくれる音といい香りが店の中に広がる
「あのっええと」
「ああ、名乗るのが遅れました。紅といいます。咲森 紅 あなたは?」
コウさんかぁ 彼によく似合う名前だと思った
「私は林檎 白雪 林檎です。」
「素敵な名前ですね。もう少し待ってください。」
「あっはい大丈夫です」
彼はまた別の作業を始めた。
この店の素敵な雰囲気と紅の手際の良さそれに見とれて学校のことなんか忘れられた。
「お待たせしました」
「・・・カプチーノ?
出されたカップには絵が描いてあった
「白雪姫の最後のシーンです。あなたの名前を聞いてつい…」
白雪姫が王子様と小人達と幸せそうに笑っていた。
紅も照れくさそうにでも嬉しそうに微笑んでいた。
「すごく綺麗 飲むのが勿体ないです。」
「ありがとうございます」
紅とのおしゃべりは楽しかった。
時間がどんどん過ぎていった。
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