お話

□白雪姫と森のカフェ5
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昼間は出られない
こそっり夜中に家を抜け出した。
紅さんには悪いけど、カフェを遠くから眺めるだけでもしたかった。
夜中のせいで電車はガランとしている。
隣町へいきカフェの前まで行ってみた。
!!まだ明かりがついている。
思わず走り出した。
(早く 紅さんの顔が見たい!!)
「こんばんわっ!!」
紅さんがびっくりした顔でこっちを見ていた。
「林檎さん どうしたんですか?久しぶりに顔を見せてくださったのにこんな夜中で…」
紅さんが心配してくれている。
その事を確認すると涙が出てきた。
「林檎さん!?大丈夫ですか?」
「…だっ大丈夫…です。 そのっう うれしくて まだっ私の事をっ心配してくれている人がいてくれて…」
紅さんは一瞬困ったような顔をしてすぐ、いつもの笑顔になった。
「当たり前じゃないですか。ここにいるみんなは林檎さんのことが大好きなんですよ?
ここだけじゃない あなたの事を心配している人はほかにも沢山いるはずです。」
…7人は照れたように笑っていた。でも…
「紅さん…相談に 乗ってもらえますか?」
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