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□とある歩き話
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「そう言えば、リアンって何歳なの?」

『え?』


ふと、思いついたように聞いてくるギャリー。イヴも気になったのか、じーっと私を見つめる。(なにこの天使)

え、年齢?私の?


『あー・・・まだ16だよ。もうすぐ17になるけど』

「へぇ、じゃぁ今高校生なのね!」

「べんきょうむずかしい?」

『そうだねー、ややこしい計算とかあるけど慣れたら簡単かな』


そう答えると、イヴはキラキラした目でふんふんと頷いた。

やだもうこの子まじ可愛い!妹が出来た気分!


『イヴは9歳だっけ?なにかわかんない問題があったら、なんでも聞いてね!』


しゃがんで目線を合わせてから、ギュッとイヴの両手を握る。

するとイヴはホント・・・!?と、さらに目を輝かせた。

うぎゃー!写真とりてぇぇええ!!


「じゃあ、じゃあ・・・」

『うん』

「さっき見た本って、どんなやつなの?」


−ピシッ・・・


『な、なにって・・・ギャ、ギャリー、説明プリーズ・・・』

「な、あ、えーっと・・・あの本は・・・・・・・・・って、言えるわけないでしょ!!」

『あ、そうかギャリーは初心だから説明なんて・・・』

「リアン・・・!」


ギャリーは違うわよ!と反論するけど、顔を真っ赤にさせている為まったく説得力が無い。

あ、なんかギャリー弄るの楽しいかも。


「うぶ・・・?」

『あー、えっと・・・・・・こ、心が綺麗って意味だよ!』


我ながら苦しい説明ではあるが、他にどう説明すればいいのか分かんないんだ!


「・・・じゃあ、ギャリーはうぶなんだねっ」

「・・・〜っ!」


まるでアンタのせいよ・・・!と言いたげな顔をしてこちらを睨んでくるギャリーに、心の中で謝っておいた。




(リアン・・・)(まじごめん)



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