memo


◆あんスタ [追記]

「あっれぇ、転校生ちゃん!もしかして、俺に会いに来てくれたのかな?」
『あ、羽風先輩こんにちは〜』

屋上で日向ぼっこをしていると、羽風先輩が笑顔で近付いてきた。そして当たり前だというように私の隣に腰を掛け、目が合うとクスリと笑う。
ああ、そういえば屋上は羽風先輩がよく来る場所だったっけ。

『日向ぼっこをしに来たんですよ〜』
「あ〜、なるほどね。確かに、今日はいい天気だもんね〜。ね、こんないい天気なんだし、放課後俺とデートしない?繁華街行ってさ、お茶でもしようよ!」

転校生ちゃんが行きたい所も付き合うよ!と笑顔を作る羽風先輩は、本当に綺麗な顔をしていると思う。
さすがは、アイドルだ。

『ふふふ、いいですよ〜。またパンケーキ食べに行きましょう』

私も笑顔を作って羽風先輩に向き合うと、先輩は嬉しそうに顔を綻ばせた。それはアイドルの顔ではなく、羽風先輩の笑顔だった。

<あんすた> 2017/09/09(Sat) 03:39 コメント(0)

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