memo


◆あんスタ [追記]

「捕まえたぞい」
『ぎゃあああ!!』

突然、背後から声が聞こえたかと思うと、ヒョイと誰かに持ち上げられた。
なんとも色気のない悲鳴だと、自分でも思うが人間本当に驚いたら色気もへったくれもない声を上げてしまうのは仕方無い。

「うむ、嬢ちゃんは相変わらず元気じゃのう。よーしよし、我輩がいい子いい子してやろう」
『さ、朔間先輩!毎回毎回子供みたいに持ち上げないでください!』
「ククク、我輩から見たら、嬢ちゃんはまだまだ子供じゃよ」

ニコニコと私の頭を撫でながら言う朔間先輩。
何故だ、何故朔間先輩はこんなにも私を追い掛けるのか。私は何もしていないはず。

「さあ、嬢ちゃん。今日は我輩のレッスンをしておくれ♪」

いい笑顔を向ける朔間先輩を見て、目眩がしたのは気のせいじゃないだろう。

<あんすた> 2017/09/09(Sat) 09:45 コメント(0)

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