こんにちは、非日常。
□第十話
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「会長」
「いやいや凜ちゃん。そんな顔してたら、可愛い顔が台無しだよ?」
「あははは面白い冗談ですね。………ふざけてますか?」
生徒会に戻ってきてはものの、待っていたのは大量の書類。大量の書類には若干嫌な思い出があるのであまり見たくないものの一つ。
この時期、いろいろな学校行事があるために生徒会はすごく忙しくなる。だから私も、一時的…に生徒会に戻ってきた訳だ。
「やっぱり凜ちゃんがいないとダメだなぁと」
雲雀恭弥と普通に話しているクセに!私が風紀委員会に行く必要なんてないクセに!都合の良い時だけ人を使いやがって。この会長どうにか出来ないかな。…あら私ったらはしたないわ。
「あ、雲雀とはどうなの?」
「は?」
会長の話を無視して仕事をしていると、まさかの発言が聞こえた。…今、何て言いました?
「付き合ってるんでしょ?」
「な訳あるかー!」