こんにちは、非日常。
□第十七話
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「会長のせいだ。絶対会長のせいだ」
こんなことになったのは、会長のせい以外の何ものでもない。
時は遡ること数時間前。
***
「え?俺の言ったこと?」
「そうですよ!雲雀さんが私に…ほ、惚れてるってやつです!」
会長に会った私は、この前会長が言ったことを確かめる。嘘だと言うことを願って。
「本当だよ。恭弥、風紀委員も恐れない態度の凜ちゃんを気に入ってさ。気付いたら目で追ってるしこれはもう惚れたなと」
「じょ…冗談は会長が不良だったことだけにして下さい!」
「酷いなあ。本当なのに」