chocalate days 2
□あの子からの後押し
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「愛美ちゃん、大丈夫?」
「うん!もう大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」
幸村くんと別れて教室に戻ると、隣の席の陽毬ちゃんに声を掛けられる。一学期は確かにいろいろあったけど、今ではすっかり仲良しになれた。
「それにしても愛美ちゃん、相変わらず愛されてるね」
「えっ?」
陽毬ちゃんの不意な発言に、私は動きを止めた。
愛されてる…?私が…?
「ほんとにわかってないんだ。そこが可愛いところなんだろうけど。幸村くんだよ」