こんにちは、非日常。
□第二十一話
1ページ/6ページ
雲雀さんが、多分もうすぐ来る。
病院の窓から空を見上げて考える。
結局私は、雲雀さんのことをどう思ってるのだろうか。…考えてたところで、答えは一つしかないんだけどね。
そんなことを考えていると、扉が開く音がする。私は扉の方へ顔を向けて言った。
「こんにちは、雲雀さん」
「…意外と元気みたいだね」
雲雀さんは私の様子に少しだけ驚いたみたいだ。
「三回も襲われたら慣れますよ。さすがに今回は痛かったですけど」
雲雀さんは黙ってしまった。…まあ、これくらいは言ってもいいよね。本当に痛かったし。
「…もういいよ」
「へ?」
「生徒会に戻れば」