こんにちは、非日常。
□第四話 前編
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この生徒会長は一言で言うとヘタレ。あと楽観的すぎる。
こんな性格だから雲雀恭弥のことを気にせず生徒会長やってられるんだよね…。まあ怖がってたけど本気には見えないし。
粗方風紀委員会に逆らうのが面倒なだけだよね、どう見ても。
「…はあ、それじゃあ失礼します」
生徒会長に押し付けられた書類を持って、私は生徒会室を後にした。
現在の時刻4時。今日は絶対下校時間過ぎても帰れない…。
***
生徒会の仕事を応接室でやると雲雀恭弥に文句を言われそうなので大人しく教室でやる。
…何で私、こんな目に遭ってばかりなんだろう。
積み上げられた大量の書類を見て、再びため息をついた。