こんにちは、非日常。
□第五話
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う、嘘…!?雲雀恭弥って、お坊ちゃまなの!?お金持ちの家の一人息子!?
いや、それより驚くべきことは…。
「それじゃあ…私をここに連れて来たのは…」
「はい。恭弥様です」
雲雀恭弥が私を置いていくどころか、家に連れて来たと言うことだ。
雲雀恭弥と言う人間がますますわからない…!
「お召しになっていた制服は、こちらでお預かりさせて頂いてますので、必要な時はお申し付け下さい」
あ、本当だ。制服着てない。前歴史の教科書で見た日本貴族の寝る時の着物みたいなのになってる。
「あ、あの」
「お風呂でしょうか?」
「本当に、お借りしても…?」
「はい。恭弥様からそのようにと」
う…、またあいつか…!明日どころか今日雨が降るんじゃないだろうか。
そう思ったけど、お風呂には入りたいので素直に甘えることにした。