こんにちは、非日常。
□第五話
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…お風呂までゴージャスだった。おそらく庶民である私には二度とあんなゴージャスなお風呂に入る機会はないだろう。むしろ入ることが出来た今が奇跡と言うべきか。
制服に着替えながら昨日、そして今日のことを考える。
雲雀恭弥が私を連れて来たのは何でだろう。ただ単に私を応接室に置いておくのが嫌だったから?
考えれば考えるほどわからない。と言うか悩むだけ無駄じゃないか…?雲雀恭弥は自他共に認める相当の気まぐれだし。
よし、無駄なことを考えるのは止めよう。
私は考えるのを止め、浴室を後にした。
***
お手伝いさんに教えてもらった通りに歩いて行くと、これまたゴージャスな部屋があった。お、お食事用…なのかな。
「凜様、こちらにどうぞ」