こんにちは、非日常。

□第五話
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「あ、ありがとうございます」



いいのかな、こんなお嬢様みたいな扱いしてもらって…。使用人の人たちからすれば余所者なのに。うう…何か罪悪感が…。


しかも目の前にはどこぞの高級料理店かって言いたくなるくらいのご飯がある。


そんな私の気持ちを察したのか、お手伝いさんが笑顔で私に話し掛ける。




「遠慮なさらずにどうぞ。恭弥様が初めて自分から誰かを連れて来られたので、使用人共々とても喜んでいるのです」


「え」




雲雀恭弥が初めて連れて来た人間が私!?仕方なくにしても何とも言えない気持ちになるから止めて…!



「恭弥様は不器用ですから」




…不器用ってレベルじゃない気がするのは私だけでしょうか。


不器用…、うーん…。良く言えば不器用なのか…?でも気に入ったからって奴隷になれなんて言う人を不器用なんて言葉で片付けてはいけない気が…。
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