こんにちは、非日常。
□第十一話
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それが、殴られたんだと気付くのに、時間は掛からなかった。…不良は女の子だろうと顔面狙うんですね。
「悪いな、これくらいしないと雲雀恭弥は呼び出せないからな」
「…!ちょっ、何するんですか!?止めて!」
次に、不良はあろうことか、私のブラウスに手を掛けた。口は塞がれていないけど手足は縄で縛られていて身動きがとれない。…っ、不良には変態も多いのね。
「離しなさいよ…っ」
「これ以上は何もしねーよ」
「…!携帯返して!」
これ以上って、ブラウスのボタン外しておいてよく言うわよ…!人の携帯まで盗って…!
「送信、っと」
…不良って、本当に最低。人の顔殴っただけじゃなく、服脱がせて挙げ句写メとか…!
「…随分生意気な目をしてるな」
「っ…この変態」
「…あんま口が過ぎると、雲雀恭弥の女だからってどうなるかわかんねえぞ」
女じゃない!雲雀恭弥に関わるからこういうことになるんだ…っ。
不良はどんどん距離を積めてくる。…っ、気持ち悪い…!
「…やっ、こ、来ないで!」