こんにちは、非日常。
□第十三話
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「やあ」
やっとの思いで窓を開けると、私の目に雲雀さんが飛び込んできた。
…って、は?
「…何でこんなところにいるんですか」
「君が風邪引いたと聞いてね。どんな様子か見に来たんだ」
「…何で私の家知ってるんですか」
「僕は風紀委員長だからね」
いや、意味わからないです。理由になってないです。
あー…ダメだ、頭が本当に働かない。
「見ての通り私死にそうなので、今日仕事はさすがに勘弁して下さい…。第一風邪移りますよ」
用ないなら帰って下さい。私今雲雀さんと話す気力とかないんです。
「バカは風邪引かないっていう言葉、どうやら嘘みたいだね」
「だから………っ!?な、何してるんですか…っ」
雲雀さんはあろうことか、開けた窓から私を外に連れ出した。
…あの、私病人なんですけど。あとここ二階なんですけど。ついでに言うと窓開けっ放しなんですけど。