こんにちは、非日常。
□第十四話
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顎を引かれる。…気持ち悪い。どうしてこんな不良しかいないのか。
「やあ、ダメだろこんな物騒なことし」
「どいて」
そんな時、二つの声が聞こえた。それは………。
「雲雀恭弥も来てくれるとはな」
雲雀さんと、会長だった。
「何で君また捕まってるのさ」
「人の台詞に被せるなよ…。俺より先に学校出て行ったクセに」
「うるさい」
会長が何か言ったのか、雲雀さんはトンファーを会長のお腹に入れる。…痛そう。
「…って、会長!ふざけないで下さい!帰ったら全部説明してもらいますからね!」
「あはは、怒られちゃった」
会長は相変わらずヘラヘラ笑っている。…本当にこの人雲雀さんと肩を並べる不良なの?
「まあまあ凜ちゃん、ちゃんと説明するからさ」
「早く行くよ」
「恭弥は相変わらずだなあ」
…今、雲雀さんのこと名前で呼んだ。
そう思った瞬間、雲雀さんと会長は簡単そうに不良を片付けていく。
全てが終わるのに、時間は掛からなかった。