chocalate days 2

□二学期の始まり
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赤也くん以外のレギュラーはみんな三年生。立海テニス部の柱だったレギュラーのみんなが一気に抜けた今、赤也くんが一人柱としてテニス部を支えなきゃいけない。それに赤也くんは、夢を託されたから、きっとそれに応えたいんだと思う。



「常勝を掲げるんだ。…あれくらいはやらないとね」



幸村くんはそう言うけど、赤也くんを見るその目は少しだけ寂しそうに見える。…そうだよね。もっと、みんなとテニスしたかったよね。



「愛美」


「!」



たくさんの想いの中赤也くんを見ていると、幸村くんが私を呼ぶ。



「お前が気にすることじゃないよ。…俺たちはもう、赤也に託したんだ」



幸村くんは真っ直ぐに私を見て言った。


ここでみんなは終わらない。でも中学での夢は赤也くんに託す。


あの日の言葉を思い出して、私は幸村くんを見つめ返した。



「…うん、そうだよね。赤也くんにもお土産買って来なきゃ!」
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