こんにちは、非日常。

□第二十一話
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「何が」


「雲雀さんに惚れるような物好きな女の子ですよ」




十年後の雲雀さんが言ってた言葉が、やっと理解出来た。


わがままで自分勝手で喧嘩っ早い、明らかに面倒な人。でも放ってはおけない不器用な人。…そんな人に惚れるなんて、今も十年後も一人しかしない。




「仕組まれた通りになって、少し気に食わないですけど」


「…」


「どうやら私も、あなたに惚れたみたいです」




あれだけ酷い目に遭わされて、それでも雲雀さんが好きなんて、もしかして私はMなのか…?とも一瞬考えたけど忘れることにする。ツナだって、好きになることに理由はないって言ってたしね。


一人で納得していると、雲雀さんに引っ張られた。




「ちょ…っ、何考えてるんですか!痛いです!私怪我人…んむっ!?」
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