こんにちは、非日常。
□第四話 前編
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「こんにちは、会長」
「アハハ…凜ちゃん、元気そうで何よりだよ」
「はい。とーっても元気に頑張ってますよ」
「アハハ…まあまあ、そうカリカリせずに」
「あなたのせいですよこのバ会長!」
そう言って私は書類をテーブルに叩きつけた。
…そう、私はこのバ会長に非常に怒っているのだ。
何故かと言うと…。
「私は今風紀委員会に行かなくちゃいけないって言いましたよね?」
「いやいや、凜ちゃんがいないことすっかり忘れてて」
このバ会長、本当にバカなことに、私がいないことを綺麗に忘れて、私にも書類の分担をしたのですよ。
つまりだ。
私は生徒会と風紀委員会の書類(大量)を片付けなければならないということになる。