長編夢小説

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杏樹が門の所へふらついた足取りで行くと、徳川が待っていた。
「お前、大丈夫か!?顔も赤いぞ!それに足取りもふらついているし。」
杏樹はケラケラと笑いながら
「大丈夫やって…」
と言った瞬間倒れた。
倒れる直前に、なんとか杏樹を徳川が抱きとめたので、杏樹は地面に顔面ダイブせずに済んだ。
「おい!?大丈夫か!?しっかりしろ!」
徳川は杏樹を抱きかかえた。
「どうしたんだい!?」
声を聞きつけて入江がやってきた。
「あ、入江さん。日暮が倒れたんです。」
入江は倒れた杏樹のおでこに手を当てた。
「ひどい熱だ。とりあえず、保健室に運ぼうか。僕が案内するから、カズヤ君は杏樹さんを運んで」
徳川は、杏樹を抱え、入江の後についていった。
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