長編夢小説

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〜徳川side〜

あいつは、本当に実力のある奴だった。それなのにマネージャーをやると言われて、自分という存在に何処か不安を持ち始めていた。
このままでは受験すら上手くいかない気がして、そしたら不意にあいつに会いたくなっていた。
あいつと話ていると、本当に心が安らぐ。不安など見せたくなかった。でも、あいつにはバレてしまった。
「なんか悩みでもあるんか?」
その言葉に心底驚かされた。
何故か抱きしめたくなって、気がついたら抱きしめていた。
抱きしめたら、不思議と安堵感が広がった。そして、明後日に備えた受験への不安も消えていた。
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