長編夢小説

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「なーなー徳川ー。」
「なんだ日暮。」
「徳川の事、カズヤって呼び捨てしてえーか?」
突如の発言に徳川はおろか、華南までびっくりしている。
徳川はそのまま顔を真っ赤にして硬直し、華南は焦った様子で
「ど、どどどどうしたのよ杏樹⁉」
と言い寄った。
「だって、下の名前で呼び合うってなんかお互いの距離縮まった感じで嬉しいやん。」
「そ、それは女どうしだからの話よ!」
杏樹に向かって華南が叫ぶ。
「えー。そうなん?」
杏樹は相変わらずキョトンとしたまんまだ。
「呼びたいのなら好きに呼べばいい。」
徳川は杏樹にそう言い放ってまた歩きだした。
「うん!ほんならそうするわ!」
杏樹は嬉しそうに徳川の元へ向かう。
「じゃぁ、私も徳川くんの事、セ○スチャンって呼ぶね!」
華南が嬉しそうに言う。
「それはやめろ!てかいきなりなんだ!」
徳川は驚愕した。
「え、じゃー、シ○ちゃんとでも呼ぼ…」
「いや、頼むからやめてくれ。」
華南はむーといいながら杏樹にピッタリとくっつきに行く。
その様子をみた杏樹は幸せそうに笑うのであった。
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