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【ああ、なんかもうどうしようもないぐらい駄目人間ですよ甘楽さん!?】
【でも、結局……】
【黄巾賊だけは残ったんですねえ】
【その、ブルーなんとかがいなくなったからですかね?】
――ザ・甘楽さんが入室されました。
【ザ、と言われましても】
《ふふん、心機一転ですよ》
《で、その黄巾賊なんですけどね》
内緒モード《……あれだよ。ブルースクウェアは死んではいなかったのさ》
内緒モード《黄巾賊のリーダーが、抗争に嫌気がさしてチームを離れた後……》
内緒モード《彼らは、残された黄巾賊に取り入ったのさ》
内緒モード【えっ】
内緒モード【つまり、合併したって事ですか?】
内緒モード《まあ、単純に言えばね》
内緒モード《互いの組織に誰がいたかなんて、リーダー格の人間を除けば、一々調べたりしてないだろうからねえ。青い服を脱げば、後は黄巾賊に入りたいですって言えばそれでOKなだけさ》
内緒モード《もっとも、リーダーを失って力を無くしていた黄巾賊としては、解っていて受け入れた面もあるんだろうけどね》
内緒モード【でも、それって辞めたリーダーの人は……】
内緒モード《知らないだろうね》
内緒モード《自分の恋人を病院送りにした連中の仲間が、昔の自分の仲間達と連んでるなんて》
内緒モード《複雑な気持ちにもなるだろうねえ》
内緒モード《教えてやるのも面白そうだけど》
内緒モード【やめましょうよ、趣味の悪い】
内緒モード《うん、やめとくよ。じゃあこの話は一旦お終いね》
《実は私もよく解りませんー》
【思わせぶりな!】
《とにかく、黄巾賊は昔とは色々と変わってるんですよー》
《そこにきて、この前の切り裂き事件ですから》
《本当に、気を付けた方がいいですよー》
【近づかないようにします】
内緒モード【ダラーズのみんなにも、刺激しないようにメールを回しておきます】
内緒モード《それがいいだろうね。ただ……》
内緒モード【ただ?】
内緒モード《君は知ってるかどうか解らないけれど》
内緒モード《ダラーズと黄巾賊、掛け持ちしてる奴もいるみたいだから、気を付けなよ》
内緒モード【……】
内緒モード【気を付けます。でも、だからこそ……僕達が関わりないってダラーズの中に回せば、その人から黄巾賊に伝えてくれるかもしれませんし】
内緒モード《本当に、ダラーズの仕業じゃなければね》
内緒モード《ダラーズに規則はないし、君も全員の行動を管理しているわけじゃない》
内緒モード《君の知らない所で……ダラーズの一部が、切り裂き魔になっているのかもしれないよ》
内緒モード《ダラーズのシステムさ。このまま君が『こっち側』にいるつもりなら……その辺は覚悟しておいた方がいいよ》
内緒モード【……肝に、銘じておきます】
【じゃ、今日は私はこのへんで】
【色々ありがとうございましたー】
――太郎さんが退室されました。
《はーい、おやすみなさいですー☆》
《ちょっと脅かしすぎちゃいましたかねー。てへへ》
《じゃ、おやすみなさーい》
――ザ・甘楽さんが退室されました。
――現在、チャットルームには誰もいません――
――現在、チャットルームには誰もいません――
――現在、チャットルームには誰もいません――