あなたといたい。(4。〜20。)

□13。
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そこに写るなまえは確かに芸能人ばりにイケメンで女共が群がりそうだった。


(昴:これで得意の声色で喋っちまえば男にしか見えねーだろうなー…。)


なまえ:……あードン引きした?…だよね。自分の彼女がコレって…やっぱ、ないか……。


昴:いや、そんな事はねーけど……。


なまえ:成人式まで男装で驚いた、か?


オレを見てフッと笑う。


なまえ:僕さ成人式なんて考えて無くて。ほら、金掛かりそうだし。自分で必死になるのもなんかヘンでしょ。…別に行かなくても良いかなあ…ってさ。


なまえ:そしたら当日、柴ちゃん、たけ、国枝にミイコにきよに…みんなが「ほら、行くぞ」って来てさ。


なまえ:そん時は国枝達、まだ成人式じゃなくてね。着物がどうしても手配出来なかったんだって…でも仲間内を駆けずり回って僕のサイズのスーツ借りて来てくれたんだ。


なまえ:ミイコはミイコでモモちゃんに『誰にも負けないような、会場1になるように仕上げてくれ』って頼み込んでくれたんだ…。


なまえ:後からモモちゃんが『全くあの子ったら、了解するまでくっついて離れなくてね。心意気に負けたわ。』って言ってたから相当粘ってくれたんだ。


そう言うと誇らしそうに


なまえ:僕の仲間はイケてるだろ?


と笑った。


昴:ああ、サイコーだな。



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