short story

□オワタ\(^o^)/
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ポカポカ陽気のいい朝だ。
俺は、寝坊した。…姉との約束に完全に遅刻した。




「姉ちゃん…絶対怒ってるよな〜」




いそいで出かけなければ。大変だ、大変だ!
いそいで着替えて家を飛び出す。

そして駅に着き、定期を出そうとするとポケットに何も入っていない。ついでに財布も見当たらない…!




「終わったな…」




そう呟きつつも俺は走って家に帰った。…その途中で風が吹く。
通りすがりの女子高生のスカートがめくれた。

つい、それを見てしまう。




バキィッ!!




鉄拳が炸裂。…姉ちゃんの親友の蛍か。
でれっとしていた俺の顔面に拳が打ち込まれた。…目、目が戻ってこないよ蛍様。




「…こんの変態」

「…すんませ…っ」




そして姉に連絡を取ろうと携帯を取り出す。…電池が切れた。




「あらま、どーしましょ」




言っとくけど俺はれっきとした男だからな。
…とにかく連絡しなければ。

そして公衆電話を見つけ、使おうとする。




…100円はノーカウントだな。





そしてコンビニへ向かう。両替をしてもらうためだ。
両替をしてまた公衆電話に戻る。…姉ちゃんの携帯の番号ってなんだったっけ…?




「そのくらい覚えておきなさいよ」

「蛍…教えてくださ「嫌よ。忘れるような男に教えるわけないじゃない」…ですよね」




さて、仕方がない。
…とゆーわけで電車に乗って行くだけ行ってみよう!




がたんごとんがたんごとん。




プシュー




駅に着く。いそいで待ち合わせ場所に向かう。

…何か人が多くないか?




「うわ、変態…!」

「誰が変態だって? 翔くん♡」




なんで鳴海がここにいんだよ…!
仕方なく日頃の恨みも込め、金銭をかっぱらう。




「翔くん〜〜〜゚(゚´Д`゚)゚」




俺はコンビニへと向かうことにした。…俺が走り出したとき、鳴海が追いかけようとしてコケたのは言わないでおいたほうがいいのか?




そしてコンビニで携帯の充電器を買った。
充電する。…で、使ってみる。…受信ボックスに新着メール?




『急用が出来たので今日は行けない(;>_<;)
 ほんとにゴメンね! ちゃんとお土産買ってくるから!』




…。





姉ちゃんは一体どこに行ったというのか。
ん? 続きがある…?




『ちなみに今は棗と一緒だよーヽ(*´∀`)ノ』




…。




…日向棗、姉ちゃんを取った罰で死刑確定。
















『相変わらず翔くんのシスコンぶりには敵わないね―――――――――――』










オワタ\(^o^)/





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