short story

□とある放課後。キャラ崩壊サーセン、な短編を詰めし込んでみた
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#02‐仕事しない上に仕事の邪魔をするのか。よし、覚悟しろ‐





「ちゃんと仕事しろよお前」





 茶髪の少女がこげ茶色の髪の少年に激を飛ばす。しかし、当の少年はといえば、ポッキーを加えて漫画を読んでいた。
 茶髪の少女こと、佐倉蜜柑はその様子にイラっとしたのか、少年が手に持っていたポッキーを全て奪い取る。
 すると、少年の雄叫びのような叫び声が蜜柑の鼓膜を破る勢いで響き渡った。すぐさま蜜柑が少年を黙らせる。
 どうやって黙らせたか? ―――簡単だ。ただパイプ椅子を畳んで頭の上に掲げてそのまま振り下ろすだけだからな。
 今、少年の頭から血が大量に出ていることは言うまでもない。しかし、ここはやはり少年だ。このくらいでは死なない。
 ガバッと立ち上がると、近くにあったタオルで血塗れの頭をゴシゴシ拭いた。それだけで止血ができているのだから素晴らしい。
 この少年の細胞とDNA、そして脳内を調べてみようか。―――蜜柑はそう思ったようだったが、これ以上は犯罪だ。





「何するの蜜柑っっ!!! 殺す気!?」
「お前がちゃんと仕事しないのが悪いんだろっ!! それにお前だったらこれくらいじゃ死なねぇだろ!!」
「蜜柑酷いっっ!! でもポッキーはやなの!! ポッキー返してぇぇ!!」
「ちょ、コーヒー入ったコップ倒れるから机の上に乗るなっ!! 降りろ…」





 言いかけた瞬間、聞こえた音に少年の顔が真っ青になったことは言うまでもない。










































―――――バシャッ

































































*The end...
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