summer wars!!
□第2章
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ジェット機が陣内家の庭に不時着。
少女はドアを蹴飛ばし、ジェット機から飛び降りる
冬希「やっと着いたのだー!」
「ワン、ワン!!」
冬希「ハヤテ〜!!久し振り!」
あたしはハヤテの頭を撫で、抱き着いた
冬希「会いたかったぞ〜!」
「冬希…?冬希なの!?」
冬希「万理子おばさん!?」
万理子「冬希〜!久し振りじゃない!元気だった?」
冬希「うん!見ての通り!!」
万理子「じゃあ、中に上がって。ジュースでいい?」
冬希「紅茶で」
あたしは縁側から中に上がり、椅子に座った
冬希「ねえ、皆は?」
万理子「まだだよ。貴女が一番!」
予想通りまだ朝の9時。
万理子おばさんはあたしの前のテーブルに紅茶を置く。
冬希「にしても、日本は暑いや。太陽はギラギラだし。」
万理子「そういえば、イギリスはほとんど曇りらしいわね。」
あたしは紅茶を飲む
冬希「うん。少し暗いけど、良いトコだよ」
万理子「良いわね〜。私もイギリス言ってみたいわ〜。もう、財閥の娘ちゃんはズルいわ!毎日毎日豪邸で美味しいお饅頭食べて!」
冬希「いや、饅頭は食べないから。広いおかげで、毎日毎日迷子迷子。
確かに綺麗だけど、でもあたしは、使用人達に囲まれる豪邸より、家族に囲まれる和式の家の方が好き。」
万理子「……そうね。」
暫く沈黙が続いた
冬希「あたし、おばあちゃんのトコ行ってくるね」