summer wars!!
□第3章
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それから、おばあちゃんと晩御飯を食べに行った。
夏希「じゃあ紹介するね。先ずは本家の万理子おばさんに、おばさん家の理香さんと理一さん。
で、こっちが万助おじさんに、太助さん、直美さん。
聖美さんに、太助さん家の翔太兄。
で、こっちが万作おじさんに、おじさん家は男三人兄弟で、頼彦さんのお嫁さんの典子さんと、邦彦さんのお嫁さんの奈々さん。
克彦さんのお嫁さんの由美さんに、由美さん家の祐平と恭平。
で、奈々さん家の加奈ちゃんと、典子さん家の真悟と真緒。
栄おばあちゃんの隣にいるマフラーの子が、紫蓬院財閥の冬希。」
健二「ざ…財閥…!?」
夏希「覚えた?」
健二「はっ…いや、どうかな…」
直美「ま、取り合えず…」
「「「「よろしく〜」」」」
健二「よろしくお願いします…」
理香「いや〜おばあちゃんがよく認めたわよね〜。」
直美「あたしなんか、連れてくる男連れてくる男みーんな追い返されたわよ!」
理香「だって東大で…」
夏希、お婿兄さんにそんな設定を…
理香「留学経験もあるんでしょ?」
直美「ちょっと出来すぎよね〜!」
理香「ホント、ウソみたいに良い物件。」
万助「お前等も見習え!独身コンビ。」
「「うるさいな!」」
独身コンビは万助にグチグチ文句を言う。
栄「今度は冬希かね?」
冬希「うぅん。それはないよ。」
直美「そういえば、冬希ももうすぐ留学するんだってね?ウィーンに。」
理香「早いね〜マフラっ子ちゃんは。中学一年のクセに生意気〜!」
冬希「悪かったね。独身さん。」
理香「ああ!酷いわよ!この子、あたしをいじめる!」
万作「ところで婿殿。二世の方は?」
健二「ええ?!」
万作「んだから、二世…」
典子「いきなり何言ってんのこのエロ親父。」
万作「え?」
万理子「挨拶に来ただけでしょ。」
万作「あれ?挨拶ってことは、僕夏希ちゃんとやっちゃいました〜ってことじゃないの?違うの?大学生でしょ?まだやってないの?」
万理子「やめなさいって…!」
万助「いいじゃねえか、そのうち身内になるんだからな?ガハハハハ!」
翔太「何が身内だよじいちゃん!俺は認めねーぞ!」
太助「翔太、煩い!」
翔太「てめえは黙ってろ!」
太助「てめえとはなんだ、親に向かって!」
翔太「俺は夏希がこんなちっちゃい頃から全部見てんだ」
由美「どんなちっちゃいのよ。」
翔太「そのまたイトコの俺に断りも無しにだなぁ…」
聖美「またイトコ…遠いなぁ。」
「「あっはははは」」
翔太「ぐっ、だから…!」
万理子「なんだって良いの。母さんが認めれば。家はそうやって回ってるの。」
翔太「ばあちゃんが認めたって本当かよ?」
栄「勿論。健二さんは家の立派な婿さんだ。私の目に狂いは無いよ。陣内家の人間に半端な男はいらない。じゃなきゃ、家族や郷土を守れるものかい。」
万助「そうともよ。陣内家の男は強くなきゃいけねえ!もともと陣内家は…」
冬希「万助のオッサン、その話しは良いから。あたし、ご馳走さまするね。」
冬希は料理を乗せた御盆を両手に持って立ち上がった。
直美「あら、そんな物持ってドコ行くの〜?」
直美はにやりと笑いながら問い掛ける。
冬希「独身さんには関係無いでしょーよ。」
直美「ま、た、佳主馬んトコ?アンタいっつもそうよね〜?納戸で二人でコソコソコソコソ…犯罪の臭いがするわよ〜!」
万作がにやにやする。
冬希「なっ、やめてよ直美さん!あたしは、アイツがチビだからメシを持ってってるだけ!」
万作「まさか、小6なのにもうやっちゃってる感じ!?」
万理子「やめてよこの変態ジジイ!」
冬希「くだらない。」
冬希は歩き出した
聖美「毎度毎度、ありがとうね。」
冬希「………」
冬希は聖美に振り向き、笑顔で答えた。
冬希「いいえっ」