summer wars!!

□第12章
1ページ/2ページ

「「「「「ハッピーバースデーテゥーユー♪ハッピーバースデーテゥーユー♪ハッピーバースデーディアおばあちゃ〜ん♪

ハッピーバースデーテゥーユー♪」」」」」


ギターは夏希、ピアノは冬希。


「「「「「お誕生日おめでと〜!」」」」」


冬希は、おばあちゃんから貰った黒地の七色の朝顔の浴衣を着ている。



万助「どうだ冬希!イカ、食わねぇか!?」

冬希「後で食べるね!」

万助「おう!いつでも来い!」


佳主馬「動いた!キモっ…」

聖美「ありがとうって言ってるのよ。」

佳主馬「わ〜!あっ!父さん…。」

父「よくやった。あれ、冬希ちゃんは?」

聖美「あ、いたいた。冬希ちゃ〜ん。おいで!」

冬希「なあに、聖美おばさん?」

聖美「ほら、佳主馬の妹。触ってごらん。」

聖美のお腹に触れた冬希は、足から頭まで鳥肌が立った。

父「そんなにビビることないじゃないか冬希ちゃん。あっはははは。」

聖美「佳主馬。」

佳主馬「…なに?」

聖美「ほら、見て健二さん達。」


佳主馬「え?」


直美「ホントに結婚しちゃえば〜?」


理香「まずは付き合ってからでしょ!どうなのアンタ!」


翔太「好きって言ったらぶっ殺す!」

直美「夏希が嫌い〜?」

翔太「嫌いでもぶっ殺す!!」

健二「だ、大好きです!!」

翔太「このやろー!」

夏希「うれしい…ありがとう。」

「「「ひゅ〜〜!」」」

「「「チューしろチュー!」」」


翔太「や…や、止めろ!逮捕されてえのか!?」

夏希は目を瞑った。

健二は顔を近付ける。が、

健二「うっ!鼻血が!」

翔太「や、やめて!健二さぁ〜〜ん!!」

夏希「ふう。チュッ」

健二「………」


「「「「おぉ〜〜!」」」」


健二は鼻血を大量に出し、顔を真っ赤にした。

健二「あああ…ああ〜〜」


そして、倒れた。


「「「あ、よえ〜!」」」


「「「「「「「「「あっはははは!」」」」」」」」」


佳主馬「はははは。あははは。」


健二を見て笑う佳主馬を横目で見た。

佳主馬がこんなに笑うの、久し振りに見た気がする。

やっぱり、1年前と違って、たくましくなったっていうか…。


佳主馬父「冬希ちゃん。どうしたんだい?頬が赤いよ?」

冬希「え…?い…いえ、暑くて…。」

冬希はその場から逃げ出した。

聖美「佳主馬。行かないの?」

佳主馬「へ?」

聖美「だから、ほら!冬希ちゃん。」

佳主馬「か…母さん…!?」

佳主馬は顔を赤くする。

聖美「頑張ってね。」

佳主馬は聖美に背中を押され、冬希の所に行ってしまった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ