summer wars!!
□第12章
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「「「「「ハッピーバースデーテゥーユー♪ハッピーバースデーテゥーユー♪ハッピーバースデーディアおばあちゃ〜ん♪
ハッピーバースデーテゥーユー♪」」」」」
ギターは夏希、ピアノは冬希。
「「「「「お誕生日おめでと〜!」」」」」
冬希は、おばあちゃんから貰った黒地の七色の朝顔の浴衣を着ている。
万助「どうだ冬希!イカ、食わねぇか!?」
冬希「後で食べるね!」
万助「おう!いつでも来い!」
佳主馬「動いた!キモっ…」
聖美「ありがとうって言ってるのよ。」
佳主馬「わ〜!あっ!父さん…。」
父「よくやった。あれ、冬希ちゃんは?」
聖美「あ、いたいた。冬希ちゃ〜ん。おいで!」
冬希「なあに、聖美おばさん?」
聖美「ほら、佳主馬の妹。触ってごらん。」
聖美のお腹に触れた冬希は、足から頭まで鳥肌が立った。
父「そんなにビビることないじゃないか冬希ちゃん。あっはははは。」
聖美「佳主馬。」
佳主馬「…なに?」
聖美「ほら、見て健二さん達。」
佳主馬「え?」
直美「ホントに結婚しちゃえば〜?」
理香「まずは付き合ってからでしょ!どうなのアンタ!」
翔太「好きって言ったらぶっ殺す!」
直美「夏希が嫌い〜?」
翔太「嫌いでもぶっ殺す!!」
健二「だ、大好きです!!」
翔太「このやろー!」
夏希「うれしい…ありがとう。」
「「「ひゅ〜〜!」」」
「「「チューしろチュー!」」」
翔太「や…や、止めろ!逮捕されてえのか!?」
夏希は目を瞑った。
健二は顔を近付ける。が、
健二「うっ!鼻血が!」
翔太「や、やめて!健二さぁ〜〜ん!!」
夏希「ふう。チュッ」
健二「………」
「「「「おぉ〜〜!」」」」
健二は鼻血を大量に出し、顔を真っ赤にした。
健二「あああ…ああ〜〜」
そして、倒れた。
「「「あ、よえ〜!」」」
「「「「「「「「「あっはははは!」」」」」」」」」
佳主馬「はははは。あははは。」
健二を見て笑う佳主馬を横目で見た。
佳主馬がこんなに笑うの、久し振りに見た気がする。
やっぱり、1年前と違って、たくましくなったっていうか…。
佳主馬父「冬希ちゃん。どうしたんだい?頬が赤いよ?」
冬希「え…?い…いえ、暑くて…。」
冬希はその場から逃げ出した。
聖美「佳主馬。行かないの?」
佳主馬「へ?」
聖美「だから、ほら!冬希ちゃん。」
佳主馬「か…母さん…!?」
佳主馬は顔を赤くする。
聖美「頑張ってね。」
佳主馬は聖美に背中を押され、冬希の所に行ってしまった。