summer wars!!
□第7章
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万作「寿命だろう。」
万助「納得いかねぇな!」
佳主馬「………」
佳主馬は、縁側に落ちている手紙を拾った。
おばあちゃんから…冬希への手紙…?
冬希は握りしめていたのか、封筒が少しくしゃくしゃになっていた。
佳主馬はポケットに入れた。
冬希「おばあちゃん…。此処で、初めて会ったこと、覚えてる…?」
朝顔畑で、あたしが迷ってる時、おばあちゃんが優しく話し掛けてくれたんだよ。
おばあちゃんがね、あたしを陣内家の一員にしてくれた時、嬉しくて涙が止まらなかった。
家族が死んだ時、一人になるのが恐かったけど、おばあちゃんがあたしを一人にしなかったから…。
おばあちゃんと初めて会ったときの浴衣、大好きだった。
おばあちゃんの優しさが詰まった物だから…。
おばあちゃん…