main（航海）
□虹色の君
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君は虹みたいだなぁといつも思うんだ。
色々な色を俺に見せてくれる。
仲間が馬鹿にされて怒っている姿は赤色。
誰にでも優しい姿は橙色。
明るくていつも元気に笑顔を振り撒いている姿は黄色。
みんなの相談を真摯に聞いて一緒に悩んでいる姿は緑色。
悲しみを抑えきれずに涙を流している姿は青色。
過去を思い出して淋しそうに甲板で夜空を眺めている姿は藍色。
お酒に弱くていつもより色っぽい姿は紫色。
ほらね。君には色んな色があるんだ。
よく虹は、
『目に見える色が７色なだけで、本当はもっと沢山の色がある。』
って言われるよね。
君もその通りだなって思う。七色なんかじゃ到底足りない。
沢山の色が君から出てるんだ。
でも、これからは俺だけが知ってる、引き出せる君の色を見つけていくんだ。
きっと二人の未来は沢山の色に囲まれるんだ。
たまには君を怒らせたり、悲しませてしまうかもしれない。
そして暗い色が増えてしまうかもしれない。
だけど、その何倍も多い明るい色を増やして君を幸せにするよ。
だからこれからは仲間としてだけじゃなく俺のそばにいてくれるかい？
プロポーズみたいだね。
と君は笑うのかな？
でもそう受け取ってもらっても構わないよ。
レディは大切だし好きだけど、一生を共にしようって。隣にいて欲しいって思えるのは君だけだから。
だからこれからは幸せな明るい色だけに二人で囲まれていこう。
ー君を愛してるよ。
Fin