Dream-INFINITE-

□叶わない恋
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「ドンウー!!」



コンサートでも一番楽しそうなドンウ。

INFINITEがデビューした時から、ドンウだけしか見えなかった。



「ドンウー!!」



今回のコンサートでは見事に最前列を確保した。

今はメンバーが走りまわっている。



「みなさーん!楽しいですかー?」

「じゃあ、次は僕そっち行きますね」

「じゃあ僕こっち」



そんなふうにメンバーがステージ全体に広がる。



「あっ、じゃあ僕あそこ!」



私の目の前にはドンウが来た。

本当に目の前で、ドンウにプラカードを見せると笑ってくれる。



「ドンウヒョン、どうですか?」

「僕のファンが目の前にいる!あはは!」

「あっ、じゃあ今いる場所で1人好きな子を選んでさ、プレゼントあげるっていうのは?」



相変わらずのMC大好きナムMCが進行する。



「もうすぐクリスマスだから、僕たちからプレゼントでーす!」



ナムMCがファンにハートを投げる。



「僕はこの子!」

「この子!」



メンバーがどんどん女の子たちを選んでいく。



「後はドンウヒョンだよ〜」

「んー…」



私にお尻を向けているドンウに、水鉄砲を当てたくなる。



「僕はこの子!」



そんなドンウが選んだのは…



「僕のファンでしょ?」

「は、はい!」



私。

お尻を向けてたのに、急にくるっとまわって私に手を差し伸べる。



「おいで^^」

「は、はい!」



ドンウの手を掴んで、スタッフに手伝ってもらいながらステージに上がる。



「きいてください!白い告白!」



選ばれた子たちは隣に立って一緒に歩いている。

ドンウは私の手を握ったまま歩き始める。

しかも、恋人繋ぎ!

恋人繋ぎ!

あの指と指を絡めて…



「はぁい、ここで僕たちからプレゼントです!」



曲が終盤に差し掛かった時に、メンバーがプレゼントをくれる。



「メリークリスマス!」

「あ、ありがとうございます!///」

「期待しないでね!?でも変なものじゃないから!」

「お、おもちゃとか…?」

「何で分かったの!?あはははは!!」



目の前で笑うドンウはとても可愛くて、直視できなかった。



「最後に写真撮って、次の曲に行きたいと思います!」



それぞれの場所で、写真撮影をする。

ドンウとは恋人繋ぎのまま、バックハグをしてもらい写真を撮った。



「ありがとうございました!」

「いえいえ^^こちらこそ!」

「おもちゃ、大事にします!」

「あはははは!」



こんな約4分間。

人生の中ではもの凄く短い時間。

あなたはなんとも思ってないかもしれないけど、私には一生の思い出になった。

ドンウが私に振り向いてくれることは絶対なくても、ずっと応援してるからね。



fin

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