Dream-INFINITE-
□片想い2
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「ー…君、……さん、イさん」
「いませーん」
「またですか!?」
「メールしてみますか?」
「いや、こうなったら僕がどうにかします。じゃあ、SHR終わりです^^」
あれから3カ月。
最初の方は頑張ってSHRに出てたけど、辛かったから最近はもう行っていない。
[また遅刻?]
最近、朝になるとウヒョン先生からメールがくる。
しかも、同じ内容。
[これでも、頑張って行ってるんです]
[遅刻したら意味ないでしょ]
[すぐ着くから大丈夫です。少しくらい見逃してください]
いつものやり取りをして、携帯をしまう。
「おはようございます^^」
「…おはようございます」
先生は周りを見渡して人がいないことを確認すると、シンチェの頭を撫でた。
「お仕置き、してほしいの?」
「ば、バカ言ってないで「じゃあ、明日から遅刻はダメ〜」
「でも、ダメです。ウヒョン先生、私は学校が嫌いなので時間通りには来ません。学校を休めば、お仕置きを受けなくても済むし」
「…わかった、わかった!お仕置きはしないから、ちゃんと来てよ〜。他の先生たちに怒られるんだから…」
はぁ、とため息をついてシンチェの髪の毛をぐしゃっとする。
「今日の放課後は空いてる?」
「今日は、空けておきましたよ」
「よかった^^じゃあ、放課後音楽室来てね〜」
「はいはい」
それだけ話して教室に向かう。
「シンチェおはよ」
「おはよ」
「いい加減、ちゃんと登校しなよ」
「眠いもん。眠いの嫌だもん。バロ迎えに来てって言ったじゃん」
「そんなこと言われても…」
先生とは付き合っているのか、付き合っていないのかよくわからない。
でも、記念日は一緒に過ごす。
先生はあの日以来、一切手を出してこない。
「どうした?」
「ううん、考え事」
今日は3回目の記念日。
いや、記念日かもわからない。
とりあえずあの日から3カ月。
「1時間目は?」
「体育」
「まじか…」
先生にメールを打って、更衣室に向かった。
[私たちはどんな関係ですか?]
「ナム先生、携帯なってますよ」
「えっ、あっ、すいません」
サイレントマナーにするの忘れてた…
ん?
シンチェからだ
[私たちはどんな関係ですか?]
えっ?
逆にどんな関係だと思ってるの?
あれ、でも卒業するまで付き合えないから、恋人とも言えないし…
どんな関係だろう?
[生徒以上恋人未満?でも、シンチェのことは愛してるよ〜^^]
今日はあの日から3カ月だから、プレゼントを準備した。
歌のプレゼント。