Dream-INFINITE-

□片想い2
1ページ/5ページ

「ー…君、……さん、イさん」

「いませーん」

「またですか!?」

「メールしてみますか?」

「いや、こうなったら僕がどうにかします。じゃあ、SHR終わりです^^」



あれから3カ月。

最初の方は頑張ってSHRに出てたけど、辛かったから最近はもう行っていない。



[また遅刻?]



最近、朝になるとウヒョン先生からメールがくる。

しかも、同じ内容。



[これでも、頑張って行ってるんです]

[遅刻したら意味ないでしょ]

[すぐ着くから大丈夫です。少しくらい見逃してください]



いつものやり取りをして、携帯をしまう。



「おはようございます^^」

「…おはようございます」



先生は周りを見渡して人がいないことを確認すると、シンチェの頭を撫でた。



「お仕置き、してほしいの?」

「ば、バカ言ってないで「じゃあ、明日から遅刻はダメ〜」

「でも、ダメです。ウヒョン先生、私は学校が嫌いなので時間通りには来ません。学校を休めば、お仕置きを受けなくても済むし」

「…わかった、わかった!お仕置きはしないから、ちゃんと来てよ〜。他の先生たちに怒られるんだから…」



はぁ、とため息をついてシンチェの髪の毛をぐしゃっとする。



「今日の放課後は空いてる?」

「今日は、空けておきましたよ」

「よかった^^じゃあ、放課後音楽室来てね〜」

「はいはい」



それだけ話して教室に向かう。



「シンチェおはよ」

「おはよ」

「いい加減、ちゃんと登校しなよ」

「眠いもん。眠いの嫌だもん。バロ迎えに来てって言ったじゃん」

「そんなこと言われても…」



先生とは付き合っているのか、付き合っていないのかよくわからない。

でも、記念日は一緒に過ごす。

先生はあの日以来、一切手を出してこない。



「どうした?」

「ううん、考え事」



今日は3回目の記念日。

いや、記念日かもわからない。

とりあえずあの日から3カ月。



「1時間目は?」

「体育」

「まじか…」



先生にメールを打って、更衣室に向かった。



[私たちはどんな関係ですか?]
































































「ナム先生、携帯なってますよ」

「えっ、あっ、すいません」



サイレントマナーにするの忘れてた…

ん?

シンチェからだ



[私たちはどんな関係ですか?]



えっ?

逆にどんな関係だと思ってるの?

あれ、でも卒業するまで付き合えないから、恋人とも言えないし…

どんな関係だろう?



[生徒以上恋人未満?でも、シンチェのことは愛してるよ〜^^]



今日はあの日から3カ月だから、プレゼントを準備した。

歌のプレゼント。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ