Dream-INFINITE-

□キャンパスライフ
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「あ、ソンヨル先輩」

「シンチェ!元気?」

「元気ですよ〜、先輩は今日も楽しそうですね」


背の高いすらっとした体系のソンヨル。
学校内を歩いていれば目立つ。


「遠くにいても分かりますね」

「見つけやすくていいだろ?」

「見つけようとしてませんけどね?」

「やぁ、あっ、今日はサークル来る?」

「気が向いたら行きます」


そう言って次の講義に向かう。
ソンヨルは背も高く、女受けがよく、人気者だ。
つまり、ソンヨルといると目をつけられる。


「ソンヨル先輩と話してたね、何話してたの?」

「サークルのこと」

「あのサークル人気過ぎて入れないはずなのに、なんで入れたの?」

「知らないよ〜、そもそも違うサークルに申し込んだはずだったんだけどね…」


どこでどう間違えたのか。


「シンチェ〜!」

「先輩!」

「迎えに来た!」


ずかずかと講義が終わった教室に入ってくるソンヨル。
女子たちは黄色い歓声を上げる。


「だから、来るなっての…」

「シンチェ、いってらっしゃい!」

「ちょっ、これから私と買い物行くんだよね!?ねっ!?」


必死に友達に助けを求めるも、ソンヨルに肩を抱かれて友達から離される。


「よーし!サークルへレッツゴー!」

「先輩!離れてくださいよ!」

「なんで?ほらほら、行くよ!」


手で顔を隠し、そのままソンヨルに連行される。


「みんな集まってる?」

「集まってるよ〜」

「あっ!シンチェじゃん!」

「先輩に連れて来られました」


すでに集まってるサークルメンバー。
8人しかいないサークル。
何のサークルかと言われると…


「今日何する〜」

「今日は…」


特にすることがないサークル。
ただ集まってるだけのサークルだ。


「やぁ、お前たちはいつまで隠してるんだ?」

「何をですか」


不機嫌な顔で聞いて来るのは、このサークルの代表的な存在のソンギュ。


「いいじゃん〜、ここにいる人は知ってるし。ね?シンチェ」

「知らせる必要もないしね?」

「あーあ、ここでイチャイチャすんな」


そう、ソンヨルは彼氏だ。
入学前から付き合っていた。


「俺の可愛いシンチェが虐められたら困るだろ」

「私のオッパが取られたら困る〜」


お互いに抱き合ってソンギュに向かって舌を出す。


「むかつく」

「ばれたらばれたでその時はその時!」

「ばれたらオッパたち守ってくれるよね?」

「シンチェは俺が守るよ」

「もう、オッパ大好き!」


私のキャンパスライフは、このサークルがあってこそ。
この先もソンヨルオッパとサークルのメンバーがいればいい。
今は、そう思っていた。




fin
※続編書く可能性あります。

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