黒子のバスケ〜長編〜

□試食会
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小「だよな!でさぁ…


ん?」





小金井は水戸部と話していると、リコと日向が何かしているのを見た。








リコ「ねぇ日向君海がいいかなー?」





日「あー…海もいいなー」






リコ「それとも山かなー?」





日「あー…山もいいなー」




リコ「ちょっとちゃんと聞いてるー?」






日「んーあー…つーか、



いーよ、どこでも。


合宿なんてシゴければ。」




小&水(地獄の行き先カップルみてーに決めんな‼)






期末テストも無事に終え

木吉も復活し敗戦のショックから立ち直りつつあった。



そして、






夏休み



いよいよ本格的に動き始めようとしていた…








リコ「今年の夏休みは始めと終わり、海と山で合宿二回よ!」





二年(両方きちゃった‼)




祐里奈「え〜…暑いの嫌だ…」




日「夏休みあけたらウインターカップはすぐそこだ!


夏休みどこまで有効に使えるかが大事だ!

気合いれていくぞ‼





以上、解散‼‼」


っつかれしたぁ‼





全員夏休みに向け顔が引き締まる。



伊「そだ、カントク。
武田先生が練習後来てくれってさ。」


リコ「そっ?


じゃゴメン!祐里奈片付けよろしくね?」




祐里奈「ん〜、いってらー」




ガラガラ…ガッ!



黒「あ、すいません。」



火「ってーなー、ちゃんと前みろ。」





どうやら黒子が得点板をボール片付けしていた火神の足に当てたらしい。



祐里奈「あっ、黒子君。

それは私が片付けるよ。」




黒子から得点板を受け取る。


片付けようとすると後ろから視線を感じて振り返ると火神が何か言いたそうにしていた。



祐里奈「どうしたの?」




火「いやっ、その…



まだ自己紹介俺だけしてないからキャプテンがしとけって…」





祐里奈「あぁ、そうだね。





私、マネージャーさせてもらってる浅葉祐里奈です。


よろしくね?」



右手を差し出す。


火「あっ…こっちこそ

火神大我っす…」


火神も手を出し握り返した。

すると、いきなり





日「全員!もっかい!


集合ーーう‼」




大声で叫びだした。




一年「!?」



日「いいか、さっき合宿の話が出たが、



俺達は今…重大な危機に直面している!」



えっ⁉
一年はゴクリと唾を飲む…





日「今年 合宿を二回やるために宿は格安の民宿にした。


よって食事は自炊だが、


問題はここからだ。











カントクが飯を作る‼」





……



降「えっ?ダメなんですか?」


何がいけないのか分かっていない一年達。


日「当たり前だ!


レモンの蜂蜜漬けのレモンをまるごと入れてただろ?


つまり、その…



察しろ‼」




木「料理の域はもはや完全に超えてたな。」




それ、食いもんじゃねぇじゃん‼



全員そう思い生きて帰って来れるか心配になった。






皆意気消沈している中小金井がひらめいた。




小「そういえば、今年は浅葉がいんじゃん!


浅葉にご飯作ってもらったらいいじゃん!

確か料理できたよな?」



おぉっ!


皆祐里奈に期待を込める眼差しで見る。




祐里奈「へっ?

嫌だけど」

















日「なんでだよ!?

頼むよ!」



日向達は必死に説得するが祐里奈は首を縦に振らない。



伊「なんでダメなんだ?」
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