気合いで頑張れ
□8「…何故恥ずかしい?」
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〔鯉伴視点〕
最近リクトの様子がおかしい、俺を見つける度にリクオを連れてやんわり…いや全力で逃げていく。
俺何かしたっけ?
「おい…リクトお前ぇ…」
思い切って声をかけてみる。
「リクオっ!向こうになんだか面白そうなものがあるぞ!?一緒に見に行こう!!」
「うんっ!」
リクトはリクオを引っ張って走り去っていった。
俺…何かしたっけ?
リクトを追いかけていたら雪女の氷麗と遭遇した。
「おう雪女、リクトの奴を見なかったか?」
「に…二代目!!」
俺の問いを完全に無視して雪女はまるで可哀想な奴を見るような目を俺に向けた後何故か泣きそうになりながら、走り去っていった。
…本当に俺何かしたっけ??
「…悲しくなってきちまった…」