Blood hunter
□3drop
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カロロロ…
暗い暗いその家の地下室の奥には巨大な蛇が居た。その蛇は体の胴体からホースの様な生き物を生み出している様で、胴体からは再生中の胴体がグネグネと動いていた。…気色悪いな。
『…目にも毒な姿だね。で、こんなところであんな生き物を暴れさせて…何してるんですか?いい迷惑ですよー。』
「コムスメガナマイキナクチヲ…。」
ギチギチと大きな口を動かしながら再生を終えたらしいホースの生き物が大きな口を開いて襲いかかって来た。全く…学習能力が無いな。突進して来るそれに向かって走り、喰らおうとしていた口を避けつつ懐に潜り込み、力を貯めていた拳でアッパーをお見舞いした。
それはバキバキバキ!と天井、一階を破壊し、二回の床を突き破ると漸く止まった。ダランと力無くホースは垂れ下がっていた。そしてホースと繋がっている本体は痛みによる物なのかブルブルと震えていた。